弱者のためのボン教ゾクチェン瞑想

シャンシュン・ニェンギュの教え

見るだけで解脱できるお守り

ボン教にはさまざまな種類のマントラが伝承されています。そのなかでも最も有名なのが、「マティ」のマントラです。

 

 

マティのマントラとは、「オムマティムイェサレドゥ」のマントラのこと。ボン教徒は暇さえあればこのマントラを唱え続けます。ちょうどチベット仏教の「オムマニペメフーン」のマントラに相当すると考えればいいと思います。

 

 

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マティのお守り

 

 

とても重要なマントラで、このマントラに関するお守り(護符)も古くから伝承されています。それが「マティのお守り」です。

 

 

 

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マティのお守り

 

 

「マティのお守り」は八吉祥の印に、マティをはじめとするマントラが書き込まれているものです。

 

 

このお守りを一目見るだけで解脱できるといわれています。幸運にもこのブログの投稿を目にしたあなたはラッキーです。おめでとうございます!

 

 

このお守りについて詳しく知りたい方は、夏頃発売予定のチベットの宗教図像と信仰の世界をご購入下さい。

 

 

画像の出典:Douglas,Nik(1978).TIBETAN TANTRIC CHARMS & AMULETS.General Publishing Company. Ltd.

 

 

ボン教ゾクチェン ちいさな瞑想教室 ご予約受付中!

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  • 3月31日(日)東京 ゾクチェンの基礎知識2
  • 4月7日(日)大阪 ゾクチェン瞑想教室
  • 4月7日(日)大阪 初心者向け瞑想教室
  • 4月14日(日)東京 チベットYOGAヒーリング(満席)
  • 4月14日(日)アマナマナさん 歌うゾクチェン
  • 4月21日(日)東京 初心者向け瞑想教室
  • 4月26日(金)東京 ポワ瞑想とバルドの教え(満席)
  • 5月2日(木/祝)東京 ゾクチェン瞑想一日体験会

 

 

 

51コラボさん

東京の四谷に51コラボレーションさんという会社があります。さまざまンセミナーを開催したり、物品の販売などもされているようです。

 

 

この会社、もともとは船井総研の系列の会社だったそうです。船井総研はご存じのとおり巨大なコンサルティング会社。その創立者船井幸雄氏はとても有名な人物です。

 

 

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彼は企業経営だけでなく、スピリチャルな世界でも名が知られています。彼にはたくさんの著書がありますが、精神世界を扱ったものも少なくありません。

 

 

現在は船井総研から独立して、服部社長が会社を盛り立てていらっしゃいます。その服部社長から、先日インタビューを受けました。

 

 

その内容を服部社長が三本の短い動画にして公開してくれました。最初の一本目は、私の簡単なプロフィール。二本目は、ボン教ボン教の法具。三本目は、ゾクチェン瞑想の体験。

 

 

それぞれ5分から10分程度の動画です。こちらからぜひご覧ください。不二と双入の話の続きはまた今度。

 

 

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不二と双入

ゾクチェンに興味のある人にとっては、「心の本性」という言葉はとても有名です。心の本性とは、思考から離れた心そのもののことです。ゾクチェンについて書かれた書籍や情報のなかで、この「心の本性」という言葉をたびたび目にしたり、耳に聞いたりすることがあると思います。

 

 

ところが、ボン教のゾクチェン経典のなかでは、あまり「心の本性」という言葉は登場しません。そのかわり、「本然の境地(ネールク)」が説かれています。この本然の境地こそが、ブッダそのものだと考えられているのです。

 

 

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僧院の静かな午後

 

この本然の境地とは、空性と輝きの「不二」だと記述されています。不二という言葉ととてもよく似ている言葉が、「双入」です。ところが「不二」と「双入」はまったく違う事柄を示そうとしています。

 

 

 

「双入」は本来別々のものをひとつに融合することを指し示しています。それは母親のもとに子供が戻っていくことに例えられるでしょう。母親と子供は、まったく異なる人物です。

 

 

「双入」は主に密教の教えと関係しています。密教の教えでは、イマジネーションを媒介にして、「空性」と「輝き」を結びつけます。本来別々にあったものを一つに統合するのですから、大変な努力や労力が必要となります。

 

 

一方の「不二」とは最初から分離することもなく、こらからも分離することのないことを指し示します。この不二は、たびたび炎と熱との関係に例えられます。炎があるところには、必ず熱が発生するからです。

 

 

「不二」は主にゾクチェンの教えと関係しています。ゾクチェンの教えでは思考の後と追わない、つまりあらゆる作為から離れるだけで、自然と「空性」と「輝き」の垣根が消滅した「不二」の境地が得られます。ですから、無努力の教えとも呼ばれるのです。

 

 

と、ここまではとても分かりやすいお話で、いろいろな本に書かれていることです。ところが、実際にはゾクチェン経典のなかでも「双入」という言葉がたびたび使われることがあります。このことは本当に重要な話ですから、次回のブログに書こうと思います。

 

 

 

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5月2日(木/祝) ゾクチェン瞑想一日体験会

今年もGWのあいだに、「ゾクチェン一日瞑想体験会」を開催します。場所は東京都の江東区です。都営新宿線西大島駅から徒歩1分の便利なロケーション。

 

 

いつも瞑想教室に参加されている方。いままで瞑想教室に来たことがない方。以前瞑想教室にいらしていた方。瞑想がはじめての方。チベット瞑想に興味のある方。誰でも参加できます。

 

 

内容は、青空を見つめるゾクチェンと、マントラの合唱です。どちらでも、開放感にあふれしなやかな心を体験できるでしょう。日常をしばし離れてみましょう。

 

 

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ゾクチェン瞑想一日体験会

 

 

参加費¥1,000円で、初心者にも親切に指導します!ご安心ください。詳細とお申込みはこちらからどうぞ。当日お会いできるのを楽しみにしております。

 

 

スケジュール

10:00 開場と準備

10:30 ガイダンス(初参加の方は必ず出席してください)

10:45~11:30 青空を見つめるゾクチェン瞑想(45分)

11:30~12:30 ランチタイム

12:30~13:00 マントラの合唱(30分)

13:30~13:40 休憩

13:40~14:25 青空を見つめるゾクチェン瞑想(45分)

14:25~14:35 休憩

14:35~15:05 マントラの合唱(30分)

15:05~15:15 休憩

15:15~16:00 青空を見つめるゾクチェン瞑想(45分)

16:00~16:30 シェアリングと片付け

16:30 終了予定

 

 

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4/14東京チベットYOGAヒーリング

おまたせしました。4月14日(日)開催のチベットYOGAヒーリングのご予約の受付を開始しました。場所は東京の江東区、都営新宿線西大島駅からすぐの区民センター。

 

 

世界各国で大人気のチベット体操。でも、チベットにはチベット体操はありません(笑)。チベット体操の原型だといわれているのが、トゥンコルです。

 

 

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トゥンコルの修行者たち

 

 

トゥンコルとは、魔法の輪とか魔法の動きといった意味。トゥンコルに、密教系のものとゾクチェン系のものがあります。私が伝授するのは、ゾクチェン系のトゥンコル。

 

 

このエクセサイズのなかで、私たちは水を飲む鳥になったり、ほこりを払うヤクになったり、木を切り倒す木こりになります。どのエクセサイズをやるかはお楽しみに!

 

 

チベットの世界観がいっぱい詰まったYOGAなのです!詳細とお申込みはこちらから。

 

 

 

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法話会を支える人々その2

法話会を支える人々のなかでも、とりわけ通訳者と翻訳者の存在は欠かすことができません。どんなに素晴らしいチベット人の先生が来日されても、言葉が分からなければ、せっかくの素晴らしいダルマの教えもチンプンカンプン。

 

 

昨今のチベット人の高僧たちは、外国語、特に英語をとても上手に話されます。また、フランス在住ならばフランス語を、イタリア在住ならばイタリア語を話されます。

 

 

日本在住の先生方なら、日本語を話されることもあります。しかし、一般的にチベット人の先生方は日本語を話されません。チベット人の高僧は日本語を学ぶ機会もなかなかありませんし、日本語で教えを説く機会もなかなかないからです。

 

 

そうなると、教えは英語やチベット語で説かれることになります。最近は中国語で教えを説かれる場合もあります。参加者がこうした外国語が堪能でないのならば、通訳者の力に頼る他ありません。

 

 

通訳者は英語やチベット語や中国語の法話内容を、即座に日本語に通訳してくれます。一見するとごく当たり前のように思うかもしれませんが、とくにチベット語の通訳は並大抵のことではできません。その習得が難しいのです。

 

 

英語や中国語といった人気のある外国語ならば、日本語で書かれた文法書や辞書が簡単に手に入ります。ところが、チベット語の場合事情は大きく異なります。

 

 

たしかに日本語で書かれたチベット語の文法書や辞書も、現在なら数点あります。旅行会話くらいならそれで十分ですが、込み入った話や法話を通訳するとなると語彙などの点でどうしても足りないのです。

 

 

私がチベット語を学び始めたとき入手できたのは、たったひとつの蔵英辞書(Tibetan-English dictionary)だけでした。しかもそれは、100年近くもまえにインド人のチベット学者が編纂したもので、文字が小さくつぶれていて、とても使いづらいものでした。

 

 

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目がしょぼしょぼしてしまう・・・。

 

 

いま法話会で通訳してくれる人々の多くが、大変な苦労の末チベット語を習得してきたのです。日常会話ぐらいならそれほど難しいことではありませんが、高度な密教やゾクチェンの教えを正確に通訳できる人は、数えるほどしかいらっしゃいません。

 

 

また、法話会によっては、本格的にチベット語経典の日本語訳が配布されることがあります。こうした翻訳をしてくれる方々も、通訳者と同じ苦労をしています。

 

 

こうした人たちはチベットの文化に愛着がありますし、少しでもチベットと日本の橋渡しをしたいという気持ちで、ほとんど手弁当で通訳をかってでているのです。

 

 

くりかえしますが、チベット語は大変な苦労によって習得されます。とくに高度な教えや瞑想を通訳したり、その経典を翻訳することは大変な時間と労力がかかります。なぜならば、辞書も資料もなかなかいいものがないからです。

 

 

通訳してくれる人も、翻訳してくれる人も、善意だけで大変な仕事を引き受けてくれるのです。でも、私がいろいろな法話会に参加するたびに思うのは、あまりに通訳者や翻訳者に対してみなさん冷たいということ。

 

 

参加費を出しているから、通訳するのはあたりまえ、お経を翻訳するのはあたりまえと、みなさん考えているような気がしてなりません。私自身いままで何度かチベット語の通訳をかってでたり、経典の翻訳を提供してきましたが、その度ごとに、いや~な気持ちに包まれまれた経験があります。

 

 

もっと、通訳してくれる人や翻訳してくれる人に対して敬意を払いたいものです。悪口を言うのはやめて、感謝の気持ちを伝えましょう。そして、彼らが仕事をしやすいように道を開けたり、資料を配布したりすることを手伝いたいものです。

 

 

彼らが通訳や翻訳することを止めたら、あっというまに全滅。チベットのダルマの教えに接する機会がなくなります。彼らの代わりは、どこにもいないのですから。

 

 

 

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初心者向け瞑想教室 in 大阪

ひさしぶりに、大阪で初心者向け瞑想教室をはじめます。この初心者向け瞑想教室では、加行と呼ばれる瞑想を伝授していきます。詳細とお申込みはこちらから。

 

 

日時:2019年4月7日(日)開場13:45 開始14:00 終了予定16:00

場所:城東区民センター 中会議室

長堀鶴見緑地線今里筋線蒲生四丁目駅」1番・7番出口から徒歩約5分 、または京阪電鉄野江駅から徒歩約8分

 

 

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数珠売りの少年

 

 

加行とは入門者向けの教えで、チベットでは出家者だけでなく普通の人でも取り組んでいます。この加行では、ブッダの教えの基礎を体験的に習得していきます。

 

 

第一目のテーマは「無常」。無常というのは森羅万象が常に移り変わっていく事実です。「無常がブッダの教え!?」と驚かれる方も少なくありませんが、とても大切な教えです。

 

 

無常とは、世の中が常に変化していくことを意味します。変化していくことは悲しいことだと、ついつい思いがちです。ところがブッダの教えのなかでは、変化とは同時に可能性だと説かれています。

 

 

なぜならば、今私たちが体験している苦しみや悲しみも、いつか終わりがくるからです。そして、ちっぽけな私たちもブッダの悟りに到達できる可能性があるということだからです。

 

 

この「無常の瞑想」は一番初めに取り組む瞑想です。ですが、なかなかあなどれない力を持っています。一週間から二週間、真剣にこの瞑想に取り組めば、はっきりとした心の変化が現れてきます。

 

 

ですからぜひ、瞑想やブッダの教えに興味のある方に取り組んでいただきたいと、いつも思っています。

 

 

 

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