ゾクチェンの教えを日本で伝授している箱寺です。ゾクチェンの教えやチベット瞑想について執筆しています。よろしくお願いいたします。
今週の月曜日は成人の日で祝日でした。この日に渋谷で「新春初夢コラボ~笑顔はじける「虹の身体」への道〜」が開催されました。結果としてこの特別イベント、ほんとうにゴージャスかつお得なイベントになりました!
前半は私が「チベットYOGAヒーリング」をご紹介しました。後半は小原大典先生が「天真体道ボディーワーク」をご指導してくださいました。写真のなかで紫色のTシャツを着ていらっしゃるのが小原大典先生です。この「天真体道ボディーワーク」を常々体験したいと私は思っていました。
私はちょっと奥まったところに住んでいるので、都内に出るとなると片道二時間ほどかかってしまいます。なのでついつい出不精で、天真体道ボディーワークを体験する機会がありませんでした。念願かなっての体験でした。
「天真体道」は日本の芸術家(アーティスト)の青木宏之先生が創始されたもので、体術とも芸術とも思想ともいえる教えです。青木先生は大変著名な方なので、ご存じの方も多いと思います。
世界中にお弟子さんがいて、世界中でこの「天真体道」が実践されています。その青木先生になん年も直接ついて、師範として認められたのが小原大典先生です。この小原大典先生から「天真体道」のさわりを体験させていただいたのです。
いくつもの初心者向けのボディーワークを体験させていただきましたが、なんと言っても印象に残っているのは「わかめ体操」です(笑)。この「わかめ体操」名前がユルイ感じがするので、あなどる人もいると思います。
しかし実際にやってみてビックリしました。二人一組で向かい合い、ひとりが海(打ち手)で、別の一人がワカメ(受け手)になります。私ははじめ海側になったのですが、ワカメになってユラユラしているパートナーの前に立っても、どこから手を出していけばいいのか途方にくれたのです!
それでも相手の身体に触れることに少しずつ慣れてくると、今度はまったく別の感覚が生まれてきました。それは打ち手のはずの自分が、知らぬ間に受け手になってしまったような感覚になったのです!
そしてユラユラ身体を揺らしているパートナーの心にどんどん吸い込まれていくような気がしました。だんだんと自分の心とパートナーの心が接近していって、相手のことを理解しよう受け入れようという気持ちが自分の心のなかに広がっていきました。
この感覚はブッダの教えで説かれている慈悲に似ているようなところがあります。しかし慈悲というのはどことなく上から目線のところがあります。慈悲をかける自分が上で、慈悲を向ける相手が下といったように。ところがこのワカメ体操ではパートナーと自分はまったくフラットなのです!
これは生きた人間とのコミュニケーションを深めたり、コミュニケーションそのものの意味を考えるとてもいいきっかけになるボディーワークだと思いました。瞑想や心というものについて興味のある方は、ぜひいちど体験することをおススメします。
その他に印象に残ったのは小原先生の気合の声です。気迫がこもっているのにまったく力が入っていない気合。この日は寝るまで、小原先生の気合の声が頭のなかで鳴り響き続きました。いまでも小原先生の姿を思い浮かべるとすぐに、気合の声が頭のなかで再生されます。
「天真体道ボディーワーク」や「わかめ体操」をぜひ一度体験してみてください。下のリンクから「天真体道 瞑想クラス」に行くことで、次回のスケジュールの確認と申し込みができます。
それではまた!
ボン教ゾクチェン ちいさな瞑想教室 ご予約受付中!
- 1月17日(金)京都 弱者を生き抜くチベットの知恵
- 1月19日(日)東京 ゾクチェン瞑想教室
- 2月9日(日)大阪 ゾクチェン瞑想教室
- 2月15日(土)出版記念イベント&サイン会
- 2月16日(日)東京 瞑想のはじめ方
- 3月15日(日)大阪 マンダラ供養瞑想