弱者のためのボン教ゾクチェン瞑想

シャンシュン・ニェンギュの教え

ボン教の教え

顕教と密教

三宝に帰依します。 私は日本でゾクチェンについて、ブログで記事を投稿したり、youtubeで発信したりしています。小耳にはさんだところによると、私が顕教や密教をないがしろにしているという噂が広まっているらしい。なるほど。 顕教も密教も正真正銘ブッダ…

自分でできる死者供養

三宝に帰依します。 2018/2/9に他のブログサービスで投稿した「自分でできる供養方法」。あなたに役に立つ内容なので、ここに転載します。 ********************* ************** ******* つい最近、私のごく身近な人が他界されました。でも、なにも心配はい…

箱寺はお籠り修行に入ります

三宝に帰依します。 箱寺は今日から11月29日(水)までの40日間、お籠り修行に入ります。お籠り修行は国内の自宅でおこないますので、緊急的な連絡はいつでもとれます。 お籠り修行のことを、チベット語でツァムといいます。ツァムとは中断を意味し、ツァム…

無常の可能性

三宝に帰依します。 私たち自身を含む、森羅万象は常に移り変わっています。夏が来たら、秋が来て、冬が来ます。 お気に入りの服はいつか色褪せ、ぼろ布になります。美しい花はいつか萎れたり、枯れたりします。 あなたは老いて、いつか死ななければならなり…

須弥壇の飾り

三宝に帰依します。 今回の御供養の儀礼のために、巨大な須弥壇がチベット僧によって用意された。 この須弥壇にさまざまな供物をのせていく。 色とりどりの糸で作られたナムカ。一本作るのに、2〜3日かかるという。 大麦の炒った粉であるツァムパから作られ…

須弥壇

三宝に帰依します。 台風による飛行機の欠航が心配されたが、昨晩(8/15)無事にカトマンズに到着した。今日(8/16)はボン教のティテン・ノルブッツェ僧院に出かけた。 8/18日より、ここで大規模な儀礼(御供養)が執り行われる。その儀式の調査が今回の研…

ゾクチェンの殿堂建立

三宝に帰依します。 日本にゾクチェンのみんなの殿堂を建立する発願をたてました。こちらをご覧ください。 bonjapan.jimdofree.com みんなの力で、日本にゾクチェンの殿堂を建立しよう。 【お知らせ】 あなたの願いをボン教の神仏にお届けします。7月のスル…

山形生まれの赤い宝石

三宝に帰依します。 スル供養の施主様から、今年もサクランボを送っていただいた。みずみずしい、まるで赤い宝石のようなサクランボだ。 化粧箱を開けると、中からたくさんのサクランボが現れ、一瞬にして部屋の中が赤い光で満ち溢れた。 さっそく、送ってい…

「シャンシュン・ニェンギュ」のペチャ

三方に帰依します。 チベット語でペチャといえば、経典のことだ。 仕事で使用するために、久しぶりに「シャンシュン・ニェンギュ」の経典を取り出した。前回、この経典を開いたのは何年前のことだろう。 まずは、テーブルの上を台布巾できれいにお掃除する。…

防災無線

三宝に帰依します。 夕方は16時から17時30分まで瞑想している。17時になると防災無線から「夕焼け小焼け」のメロディーが流れてくる。 www.youtube.com このメロディーは一日の終わりを告げている。私には、人生の終わりを告げるメロディーに聞こえる。 人の…

ヨガ・ボディ

三法に帰依します。 あるヨガ・ティーチャーから紹介してもらい、本格的なヨガの本を読んでいる。とても興味深い内容の本だ。 驚いたことに、ほんの少しだがボン教のヨガ(トゥンコル?)について言及されていた。 「一方、ボンやヴァジラヤーナ仏教実践から…

ポワ瞑想の夢

三法に帰依します。 まえまえから私にはポワ瞑想に関するビジョンがある。毎年ポワ瞑想のリトリートを開催することだ。 すでにポワ瞑想の伝授会に参加済みの人にも、まだ未参加の人にも。ちいさな瞑想教室に参加している人にも、しばらくご無沙汰している人…

時間のコントロール

三方に帰依します。 仕事や生活の上で、時間をコントロールすることの重要性は増すばかりだ。時間は常に、過去から未来へと一直線に流れている。 時間の流れを止めたり変えたりする方法は、いまのところ発見されていない。では、時間をコントロールすること…

4,000週間

三方に帰依します。 厚生労働省によると、2021年の日本人の平均寿命は男性は81.47歳、女性は87.57歳だという。80歳以上も続く寿命が長いと感じるだろうか?短いと感じるだろうか? 仮に、80歳まで生きるとして、人生はたったの4,000週間しかない。90歳まで生…

死者のためにできること。

三宝に帰依します。 家族や友人など身近な人が亡くなったときに、私たちはいったい何ができるだろうか?まずはバルドの祈りを唱えるといいだろう。 バルドの祈りは、専門家に依頼してもかまわないし、自分で唱えてもかまわない。 死者の意識は身体から離れた…

新たな学術研究

三宝に帰依します。 ボン教に関する新しい学術研究がスタートしている。今回のテーマは、トルマとナムカだ。 トルマとはチベット人の主食である大麦の粉を炒ったツァムパで作る特殊な供物。大阪の万博公園にそびえたつ太陽の塔のモデルになったものだ。 ナム…

水の要らない滝行

三宝に帰依します。 滝行は清々しい。澄んだ水を身体全身で受け止めると、心の穢れが洗い流される。 滝行をするためには、念入りな準備が必要だ。滝のある場所まで車を走らせ、純白の行衣に着替え、塩を盛ったり酒を供えたり、祈りを捧げたり。 もっと手軽に…

八正道

三宝に帰依します。 ブッダの教えにはいろいろな種類がある。その中でも八正道は基本的な考え方だ。具体的には以下の八つのことを意味する。 正見 正しくものを見る。 正思 正しく考える。 正語 正しく言葉を話す。 正業 正しい行為をする。 正命 正しく生活…

チベットYOGA

三宝に帰依します。 昨日は、東京都町田市で、チベットYOGA+瞑想会のイベントを開催した。チベットYOGAとは、トゥンコルと呼ばれるエクセサイズだ。 これは世界中で人気を博している「チベット体操」のもとになったといわれている。 私はボン教僧院で、約84…

来世と癒し

三宝に帰依します。 欧米では仏教が人気を博している。その中には、チベット仏教はもちろんのこと、ボン教も含まれている。 来世の思想はキリスト教にはないが、仏教系の思想にはある。死んでもすぐに生まれ変わるというのが、来世の思想だ。 長く病床に就い…

死を考える

三宝に帰依します。 アントニオ猪木氏の動画から私たちが学ぶべきことはたくさんある。その中でも特に重要なのは、私たちの人生が無常だということだ。 無常とは、森羅万象は一時も留まらずに変化し続けることだ。果物や車だけではなく、私たちの心と身体も…

アントニオ猪木「最期の言葉」

三宝に帰依します。 先日他界されたアントニオ猪木氏の最後の言葉という動画がyoutubeで公開され、評判になっている。ゾクチェンやブッダの教えを学んでいる人は視聴すべきである。 私がこの動画を視聴して、特に印象に残ったのは以下の3点である。 猪木氏は…

バルドの祈り 唱え方

三宝に帰依します。 9/29の火曜日にyoutubeライブ配信で、「バルドの祈り」の唱え方を伝授した。「バルド」とは死んでから生まれ変わるまでの間の49日間を意味する。 家族や友人が亡くなってから49日間の間に唱えるといいだろう。 www.youtube.com 【お知ら…

チベットで顕教といえば中観論です

中観論といえばこの方・・・ 三宝に帰依します。 チベット仏教と日本仏教は根本的に同じものである。なぜならば、同じ釈尊の教えと、経典をもとに構成されているからだ。 とはいえ、地域差や歴史のちがいにより、それそれにユニークな特徴があるのも事実であ…

マンダラ供養

三宝に帰依します。 ブッダになるためには、智慧の蓄積と功徳の蓄積の二つが必要である。功徳の蓄積をするための修行方法の一つが、マンダラ供養だ。 マンダラ供養では、マンダラ供養台という特殊な器具の上にお米を次々に落としていき、宇宙を形成していく…

バルドの祈願

三宝に帰依します。 私の事業の一つの柱が、チベット語経典の日本語への翻訳だ。いわば、インドに行って経典を持ち帰り、中国語に翻訳した玄奘三蔵法師と同じことをしている。 新刊書の執筆の間をぬって、ボン教のバルドの祈りを、チベット語経典から日本語…

ブッダの心と有情の心

三宝に帰依します。 ゾクチェンの教えによれば、私たちの心はブッダの心そのものだ。ブッダの心には智慧も慈悲も功徳もすべて完全な姿でそろっている。 だから、ゾクチェン瞑想をしている間ならば、私たちは自動的に智慧も慈悲も功徳も養うことができる。し…

6/14 いきなりブッダの心を体験しよう

三宝に帰依します。 6月12日(日)は、ボン教の成就者シャルザ・タシ・ギャルツェンが遷化した日だ。だから、世界中のボン仲間にとって特別な日だ。 私たちもこの日をお祭りするために、6月14日(火)にyoutubeライブ配信で特別イベントを開催することにした…

器世間と五大元素

三宝に帰依します。 ブッダの教えによれば、器世間は五大元素から作り上げられている。器世間とは生き物が生存する環境世界のことだ。 具体的には、森や海や大地などのこと。それらはまるで生き物を入れておく器に見立てることができる。 森や海や大地はどれ…

その日は功徳が10万倍

三宝に帰依します。 世界中のボン教仲間たちは、サカダワのかわりにトンパ大祭を盛大にお祝いする。ボン教の始祖、トンパ・シェンラップが涅槃に入ったお祭りだ。 これはチベット暦の12月15日にあたる。この日に積んだ功徳は、通常の10万倍になるといわれて…