弱者のためのボン教ゾクチェン瞑想

シャンシュン・ニェンギュの教え

瞑想中に見える光の粒

私の瞑想教室では、青空を見つめるゾクチェン瞑想を参加者みんなで実習しています。この瞑想中に光の粒が見えると、興奮しながらお話される方がいます。青空のなかに小さな光の点がたくさんあらわれ、視界のなかをさまようのが見えるのです。(挿入画参照)

 

 

 

「目が病気になったのでしょうか?」とか、「意識に問題が起きたのでしょうか?」と不安や疑問に思われるようです。この光はチベット語でティクレと呼ばれるもので、日本語では光滴とか円輪と翻訳されているものです。英語の書籍のなかでこの光は、クイックシルバー(水銀)にたとえられることがあります。この光はゾクチェンの教えを理解するためにキーとなる体験です。

 

 

 

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この光が現れてきたとき、考察すべきことが二点あります。ひとつ目は、あなたにはこの光が見えていても、他の人には見えていないということです。つまり二元論や客観性を超えている体験だということです。

 

 

 

二つ目は、その光源がどこにも見つからないということです。眼球のなかにも、脳のなかにも、身体のなかにもその光源は見つかりません。もちろん、外界にあるわけでもありません。このことから、この光は自分の心から直接生み出されたものだと結論付けることしかできません。

 

 

 

この二つの考察から、心には二元論や客観性を超えた光を生み出す能力が備わっているということが体験的に理解できるはずなのです。

 

 

 

心はたんなる空っぽな空間ではなく、そこには森羅万象がエネルギーとして最初から備わっている。それがゾクチェンが説いている「自発的完成性」の教えなのです。青空を見つめる瞑想中に見える光の粒は、この自発的完成性を理解するための道しるべなのです。

 

 

 

そして、心から放射される青白い光こそが、あなたが今体験している二元論的な意識の本当の姿であり、外界に広がる森羅万象の本当の姿であり、あなたの身体の本当の姿なのです。

 

 

 

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