弱者のためのボン教ゾクチェン瞑想

シャンシュン・ニェンギュの教え

ボン教の経典あげます

ゾクチェンの教えを日本で伝授している箱寺です。ゾクチェンの教えやチベット瞑想について執筆しています。よろしくお願いいたします。

 

 

モンゴルに到着して二週間ほどたちました。私が今滞在しているのは、新しくモンゴルに創建されたボン教僧院。ここは首都ウランバートルから40㎞ほど離れた、ゾーンモドという小さな町の外れにあります。

 

 

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経典の検品作業中!

 

 

このボン教僧院は史上初のモンゴル人ラマである、ゾパ・リンポチェの尽力によって築き上げられました。まだ彼が北インドにあるボン教の総本山であるメンリ僧院で研鑽を積んでいた2011年に土地を取得。

 


bondzogchen.hatenablog.com

 

 

2013年から本堂の建築が始まり、その2年後に完成したそうです。土地の取得や本堂の建設にはかなりの資金が必要です。まだ若い一介の僧侶である彼の力では、とてもではありませんが調達できる金額ではありません。

 

 

ボン教は素晴らしい教えだ。なんとかしてでも故郷モンゴルの人たちのために、ボン教の教えを広める 拠点を作り上げたい!」。彼の熱意に動かされ、とあるボン教の高僧が資金の提供を申し出たそうです。

 

 

その後アメリカ人の篤志家により、将来子供たちの学校に利用するための二階建ての建物が作られました。私が今滞在しているのは、その建物です。

 

 

ボン教の拠点を新たに作るときになくてはならないのが、カンギュルとテンギュルです。カンギュルとは、ブッダの言葉を記した経典群。テンギュルとはその注釈書です。

 

 

数日前にこの経典群を整理する作業の手伝いをしました。チベットで印刷され送られてきた経典群が、すべてそろっているかどうか確認したのです。つまり、検品作業です!

 

 

実際に作業を終えて分かったことは、欠けている経典、重複している経典がありました。意外なことに、その数はほんの数点で、予想をはるかに下回る数でした。欠けているものは、数週間後にチベットからやってくるお坊さんが持って来てくれるそうです。

 

 

カンギュルとテンギュル。合計すると少なくとも300巻以上になり、購入したら日本円で200万円ほどの費用が掛かるそうです。しかし、このモンゴルのボン教僧院には無償で提供されたそうです。

 

 

「タカヒコも日本でボン教のセンターを作るなら、いつでもボン教の経典群が無償で提供されるよ」と、ボン教のお坊さん方に言われることがありますが、そもそもその置き場に困ります。

 

 

それに21世紀の現代なら、PDF版でもボン教のお経が手に入ります。とはいえ、いつか日本でボン教センターを作る幸運に見舞われたら、チベットのお坊さんにお願いして、ボン教の経典一式を贈呈してもらうのも悪くないな~って思うこともあります。

 

 

 

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