弱者のためのボン教ゾクチェン瞑想

シャンシュン・ニェンギュの教え

頭でっかちにならないこと

ゾクチェンの教えを日本で伝授している箱寺です。ゾクチェンの教えやチベット瞑想について執筆しています。よろしくお願いいたします。

 

 

「瞑想してもなかなか上手くいかない」という質問をいただくことがあります。人によってその原因はさまざまですが、あまり考えすぎることも瞑想が上手くいかない原因になることがあります。

 

 

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ちびっこ僧

 

 

たとえばゾクチェン瞑想をする前に、グル・ヨーガの瞑想をおこないます。虹の輪を思い浮かべて、その虹の輪の中に瞑想のポーズで座っているタピリツァの姿を、ありありと思い浮かべるのです。

 

  

このとき、ひょっとするとさまざまな疑問が頭の中をよぎるでしょう。タピリツァは男性なのか、女性なのか?タピリツァは何歳なのか?タピリツァはどうして白い色をしているのか?

 

 

そもそもグルヨーガのときに、タピリツァ以外の本尊を思い浮かべてみたらどうか?などなど。こうした疑問が気になって、瞑想に集中できなくなるかもしれません。

 

 

また呼吸法を実践するときには、三つの目に見えない脈管を思い浮かべます。このときにもさまざまな疑問が生まれてくるでしょう?たとえば、脈管色はどうして白赤青なのだろうか?どうして、宗派ごとに脈管の形がちがうのか?などなど。

 

 

これは瞑想の教えを部分部分に分解して、頭で理解しようとしているのです。こうした考え方のことを還元主義といいます。科学や学問の世界では、還元主義はとても役に立つ考え方です。ところが瞑想の世界では、むしろ邪魔になるばかり・・・。

 

 

瞑想を実践するとき重要なのは、まず先生やラマの言うとおりにやってみること。そして、自分の中にどんな変化が起こるのか直接体験すること。最後にその体験が自分の人生にとってどんな意味があるのか考えてみることです。

 

 

頭でっかちにならないで、とにかく自分で体験することが大切なのです。

 

 

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