弱者のためのボン教ゾクチェン瞑想

シャンシュン・ニェンギュの教え

108つの慈悲

f:id:yuntonbon:20210908132457j:plain

アカルアメドゥティス・・・

三宝に帰依します。

 

先日、御母様を亡くされた方がいらっしゃいます。この方は、もう十年以上、ちいさな瞑想教室に足繁く通われ、現在はボン教の加行に励んでいらっしゃいます。

 

御母様を亡くされて、とても寂しい気持ちでなのではないかと思い、少し電話でお話しました。

 

この方はずっと御母様と同居されたいたので、喪失感は相当深刻だと察します。しかし、悲しみにばかり暮れているわけではありませんでした。

 

大切な御母様を亡くされてまださほど時間が経っていないというのに、もうすでにマンダラ供養瞑想を再開されているとのこと。

 

「マンダラ供養もあと二万回を切りましたよ!」と弾むような声で語ってくださいました。

 

御母様を失ったのはとても悲しいことですが、そのことによって「当たり前の日常がどれだけ掛け替えのないもの」かということを深く学ばれたそうです。

 

「今ちょうど箱寺さんはスル供養を行っている期間ですよね。箱寺さん任せではなく、自分自身でもこのスル供養に力を注ぎたい」とおっしゃいました。

 

そうして、この方はマンダラ供養瞑想の他に、毎朝108回、毎晩108回ずつ御母様の供養のために、ドゥティスのマントラを唱えているそうです。

 

「108というと煩悩の数だと普通考えますよね。私は108回を慈悲のためにドゥティスのマントラを唱えます」とおっしゃっていました。素晴らしいお心の持ちようです!感動しました。

 

スル供養は今日と明日まで。あなたも、私たちと一緒にドゥティスのマントラを少し唱えてみませんか。

 

【お知らせ】

 

今日積んだ功徳があなたのところに届きますように。