三宝に帰依します。
「タンタンチベットをゆく」は絵本ではなく、フランスで作られたコミックだ。カトマンズの街角にある外国人向けのレストランや書店の壁に、このコミックの表紙がペンキで描かれているのをよく目にしたことがある。
以前から気になっていたので、この機会に読んでみることにした。が、3~4ページほどで挫折。読んでいる間に耐えられなくなったのだ。
それもそのはず。このコミックの原書が出版されたのは、1960年。ガラパゴス的に進化を遂げた日本の漫画を読みなれている身としては、コマ割りも、話の構成も古い。
というわけで、残念ながら完読はできなかった。しかし、翻訳が本当に素晴らしかった!タンタン少年が実際に生きているかのように錯覚した。とても勉強になった。
チベットといいながらどうやら話の舞台はチベット本土ではなく、ネパールの山岳地帯のようだ。そして、このコミックはいわくつきだという。
Wikipediaによると、中国語版は著者に無断で「タンタン中国のチベットをゆく」と改題されて出版されたために、一時期出版停止になったそうだ。さもありなん。
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