箱寺孝彦が語る日本とゾクチェンの未来

ゾクチェン最古の教えシャンシュン・ニェンギュ

慈悲のエネルギー

三宝に帰依します。

 

チベット語でトゥクジェと言えば、一般的に慈悲を意味します。ここではトゥクは敬称の心を意味し、ジェは交換を意味します。

 

自分の気持ち(思考)と相手の気持ち(思考)を交換することにより、他者への共感や理解が生まれ、それが慈悲につながるという発想があるようです。

 

ところがゾクチェンにおいてトゥクジェは、まったく異なる意味を持ちます。心に秘められたエネルギーを意味するのです。

 

そのエネルギーは一般的にチベット語で、ツァル、ロルパ、ダンと呼ばれていますが、まれにトゥクジェと表現されることがあります。

 

ここではトゥクは心の本性(仏心)を意味し、ジェは変換を意味します。心の本性に秘められたエネルギーが、輪廻や涅槃の姿に変換されながら顕現してくるという高度な思想が語られているのです。

 

これは顕教(中観論)にはない思想で、高度な密教やゾクチェンにしかない思想なのです。

 

【お知らせ】
 

今日積んだ功徳があなたの所に届きますように。