箱寺孝彦が語る日本とゾクチェンの未来

ゾクチェン最古の教えシャンシュン・ニェンギュ

シャンシュン王国とチベット高原の変遷

三宝に帰依します。

 

仏教はインドで生まれ、インドで育った。同様に、ボン教はシャンシュン王国で生まれ、シャンシュン王国で育った。

 

信仰的には、ボン教は神秘の国オルモルリン、またはタジクで生まれたとされている。しかし、研究者の世界ではボン教の故郷はシャンシュン王国だとされている。

 

オルモルリンやタジクが実在した国かどうかは誰も知らないが、シャンシュン王国は確かに存在した。

 

シャンシュン王国については、中国の文献やチベットの文献に記述されているからだ。しかし、未だに詳しいことは何もわかっていない。

 

かつて、シャンシュン王国はチベット高原で覇権を握っていたという。7~8世紀に登場したチベット王国(吐蕃)によって滅ぼされた。

 

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この動画を見れば、シャンシュン王国の領土の変遷が一目でわかる。1:53、画面右下に「Namri Songtsen」の文字が見える。それは第32代目のチベット王ナムリ・ソンツェンのことだろう。

 

その息子がかの有名なソンツェン・ガムポ王だ。ソンツェン・ガムポ王については、岩波書店から伝記が出版されている。

 

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