三宝に帰依します。
光触寺には主に二つの見所がある。一つは、重要文化財で木造の頬焼阿弥陀だ。
この木像はもともと、町局(まちのつぼね)という女性の依頼で、仏師運慶が刻んだという。あるとき、万歳法師という僧が盗みを働いたというあらぬ疑いをかけられた。
万歳法師はその頬に焼印を押されたのだが、不思議と頬の皮膚に焼痕が残らなかった。阿弥陀仏が町局の夢の中に現れ、「なぜ私の頬に焼印を押すのか」と言い残して消えたそうだ。
朝があけてみると、阿弥陀仏像の頬に焼痕が残されていたという。つまり、無実の罪を着せられた万歳法師の罪の身代わりになったのだ。
この阿弥陀仏象は本堂に安置されていて、通常一般公開されていない。
頬焼阿弥陀を参拝した功徳をあなたに回向します。
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今日積んだ功徳があなたのところに届きますように。