弱者のためのボン教ゾクチェン瞑想

シャンシュン・ニェンギュの教え

お正月

f:id:yuntonbon:20220303175321j:plain

三宝に帰依します。

 

本日の3月3日はチベットのお正月であり、チベット語でロサールという。毎年のチベット正月には、ボン教僧院はいつもよりも早く夜が明ける。

 

早朝の午前3時にはお寺の山門が解放される。僧院に住むボン教の僧侶たちは、前日に購入したビスケットと、「カタ」と呼ばれる白色のスカーフを携えて高僧たちの部屋をめぐる。

 

この「カタ」というのは、チベットで高僧から祝福をいただくときに使う縁起物だ。かつては絹でできていたようだが、こんにちは化学繊維のものが流通している。

 

高僧の部屋を訪れたら、まず初めにご挨拶の意味で五体投地を三回おこなう。そして、「カタ」を両手で差し出すと、高僧がその「カタ」を自分の首にかけて祝福してくれる。

 

そうしたら、新年の贈り物として、箱入りのビスケットを高僧にプレゼントするのだ。

 

尊敬する高僧や、お世話になっている先生に対して贈り物をすること。これはチベット人にとってとても重要な習慣なのだ。

 

bondzogchen.hatenablog.com

 

【お知らせ】

 

今日積んだ功徳があなたのところに届きますように。