三宝に帰依します。
本日の3月3日はチベットのお正月であり、チベット語でロサールという。毎年のチベット正月には、ボン教僧院はいつもよりも早く夜が明ける。
早朝の午前3時にはお寺の山門が解放される。僧院に住むボン教の僧侶たちは、前日に購入したビスケットと、「カタ」と呼ばれる白色のスカーフを携えて高僧たちの部屋をめぐる。
この「カタ」というのは、チベットで高僧から祝福をいただくときに使う縁起物だ。かつては絹でできていたようだが、こんにちは化学繊維のものが流通している。
高僧の部屋を訪れたら、まず初めにご挨拶の意味で五体投地を三回おこなう。そして、「カタ」を両手で差し出すと、高僧がその「カタ」を自分の首にかけて祝福してくれる。
そうしたら、新年の贈り物として、箱入りのビスケットを高僧にプレゼントするのだ。
尊敬する高僧や、お世話になっている先生に対して贈り物をすること。これはチベット人にとってとても重要な習慣なのだ。
【お知らせ】
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今日積んだ功徳があなたのところに届きますように。