弱者のためのボン教ゾクチェン瞑想

シャンシュン・ニェンギュの教え

ボン教医学、四つの治療方法

三宝に帰依します。

 

ボン教にも伝統的な医学が伝承されています。内容はチベット医学とほぼ同じだといわれています。このボン教医学は、ボン教の始祖トンパ・シェンラプが説いた教えです。

 

ボン教医学では病気に対して次の四つの方法で、治療していきます。

  1. 食生活の改善を勧めること。
  2. 生活習慣の見直しを勧めること。
  3. 薬草から作った薬を処方すること。
  4. 手術などの手当てをすること。

 

患者が病に陥る前にこれらの処置を行えば、病気や生活習慣病の予防になります。患者が病におちいったら、これらの方法がそのまま治療法になります。

 

これら四つの治療方法を用いても、効果が得られず、病からの回復が望めないこともあります。その病は前世から蓄積したカルマ(業)が深く関与していると考えられるのです。

 

その場合には、ボン教医学の医師の助言に従い、患者はさまざまな供養や儀礼を自分で執り行うか、村の僧侶や修行者に依頼します。

 

他にも瞑想をしてみたり、マントラを唱えることも病に効くと言われています。利他行を行うことにより、悪いカルマを浄化することも、病からの回復に役立つと考えられています。

 

【お知らせ】

 

今日積んだ功徳があなたの所に届きますように。