三宝に帰依します。
今年の1月14日に、皇居・宮殿「松の間」において、新春恒例の皇室行事「講書始の儀」がおこなわれた。
ここで天皇陛下と皇族の方々に、京都大学名誉教授の御牧先生が「ボン教研究の新段階」というテーマで御進講された。
その御進講の中で、私が注目したのは以下三点だ。
- これまでボン教は独断と偏見の目で見られてきたが、学術的に研究する価値のあるチベット文化だという認識に変ってきている。
- 古い時代のボン教では葬送儀礼がおこなわれ、羊や馬やヤクが死者を喜びの国に導いた。
- チベット仏教文献はインド仏教文献に縛られそこから逸脱できない、一方でボン教はインド仏教の伝統を採り入れながらも、少し改変し、チベット文化の礎を築いた。
この御進講の録画がyoutube上で公開されている。この動画を視聴すれば、学術研究の視点から見たボン教の姿を手早く知ることができる。
奇しくも、ちょうどこの日は新刊書『ボン教:弱者を生きるチベットの知恵』の発売日でもあった。
- 2021年度内にスル供養で学業成就や受験合格の御供養を御申し込みされた施主様の御子息のために、引き続き2月末まで箱寺が無料でマセン(ボン教の文殊如来)のマントラを唱え続け、御子息の合格を祈願します。
- 2月のスル供養(2/15-2/17)の御申し込みはこちらから
- チベットのスル供養とは・・・。
- ZOOM教室ゾクチェン経典『自然なる三身の現出』から「本然の境地への導き入れ」(2/6、2/20、3/6、3/20 全4回の予定)
今日積んだ功徳があなたのところに届きますように。