弱者のためのボン教ゾクチェン瞑想

シャンシュン・ニェンギュの教え

『八十八歳を生きる』を読み終えて

三宝に帰依します。

 

佐保田鶴治氏の『八十八歳を生きる』を読み終えた。氏は学者であると同時に、ヨガの実践者だ。

 

つまり文献と実践の両方にわたる視点を持っている。普通はどちらか一方の視点しか有していない。

 

だから氏の著作から学ぶところが多かった。以下、ハタ・ヨーガと瞑想に関する二つの引用をご紹介したい。

 

「ハタ・ヨーガというのはね、何のためにあるかというとね、ラージャ・ヨーガをやるための準備としてあると本に書いてある。つまりね、ハタ・ヨーガは本式の宗教であるヨーガを受け入れる準備なんですよ。ちょうど、本来の教育を受ける準備として幼稚園に入ったようなものなんですよ」(P.99)

 

「では、手っ取り早く、坐禅だけをしたらどうかとなると、そうはいきません。じっと坐るだけで完全な瞑想ができる人は余程偉い人で、凡人にはできにくいのです。少なくとも初心者は、体を動かしながら瞑想していく方がやりやすいと私はおもいます。その点をハタ・ヨーガの修行者たちは、よく知っていたに違いありません」(P.178)

 

【お知らせ】

 

今日積んだ功徳があなたのところに届きますように