箱寺孝彦が語る日本とゾクチェンの未来

シャンシュン・ニェンギュの教え

スル供養の施主様より 20240701

三宝に帰依します。

 

スル供養の施主様からメッセージをいただきました。許可をいただいているので、このブログに転載させていただきます。

 

箱寺先生、先日は電話相談ありがとうございました。あの時に私が話した、30年前に29歳の若さで自死しこの世を去ったかつての私の恋人について、スル供養を申し込ませてください。

彼女は私の初めての恋人でした。同棲もしていました。そして彼女は、私と付き合う前から深刻な拒食症を病むような繊細な人でした。そのぶん、絵画の才能や音楽の才能にも恵まれていました。

当時の私自身が彼女に対して発した言動が、彼女を追いこむことになってしまったのは確かです。悔やんでも悔やみきれません。

ほんとうにあの時期の前後数年間は、ぼく自身にもいろんなことがありました。地獄巡りも経験した気がしています。そして、思えばもうあれから30年たちました。

彼女の訃報を知らされた日。彼女の実家へ行き、遺影と白い布のかかった壇と対面し、そして帰り道の鶴川駅に戻ってくると、雪が降り出し、灯火の下でホームに白い雪がうっすら積もり始めていたことを今でも覚えています。

そして、翌日に彼女の告別式会場となった鶴川三ノ輪のお寺の屋根が、ゾクチェン瞑想会場であるポプリホールの窓から、今もよく見えています。これも何かの縁かな?という気がしています。

 

とても悲しい思い出です。雪が降る中、プラットホームに立ち電車を待っている若き日の施主様の後ろ姿が目に浮かぶようです。彼女のご冥福をお祈り申し上げます。

 

【お知らせ】

 

今日積んだ功徳があなたの所に届きますように。