箱寺孝彦が語る日本とゾクチェンの未来

シャンシュン・ニェンギュの教え

日常生活と修行の融合

三宝に帰依します。

 

毎日瞑想を続けている真剣な修行者でも、瞑想を継続しにくくなるときがあります。たとえば、仕事が忙しくなったときや、体調がすぐれなくなったときなど。こんなとき、努力家のあなたは睡眠時間を削って、瞑想するための時間を作り出そうとするかもしれません。

 

瞑想も修行も健康が土台となるので、無理は禁物です。そうしたときには、ひと工夫してみるのはどうでしょうか。日常生活と修行を融合するのです。

 

たとえば、昼食でカレーを食べるときに、最初の一口を目の前に観想した三宝に捧げてみましょう。これも立派な帰依の修行になります。

 

仕事を始めるときに、「生きとし生けるもののためにこの仕事に取り組もう」や、「世の中がよりよくなるようにこの仕事に打ち込もう」と思ってみましょう。これも立派な慈悲の修行になります。

 

電車に乗っている間の10分間だけ、思考を追わない瞑想をしてみましょう。これも立派なゾクチェンの修行になります。しかも、ストレスが少し軽減されるおまけ付き。

 

これらはとても簡単な修行ですが、1ヵ月も続けていけば、その効果を十分に感じ取れるようになるでしょう。瞑想修行者にとっても、十分な睡眠はとても重要なのです。

 

【お知らせ】

 

今日積んだ功徳があなたの所に届きますように。