弱者のためのボン教ゾクチェン瞑想

シャンシュン・ニェンギュの教え

70歳のゾクチェンパ

三宝に帰依します。

 

加行を満了された方が、また私の瞑想教室の生徒さんの中から現れました。先日開催した瞑想教室のあと懇親会でW氏が、「私も三年前に加行を終えました」とボソッとおっしゃいました。

 

「加行に励んでいる他の人たちの励みになりますので、ぜひご感想や体験談などを寄せてください」とお願いしました。以下、W氏に寄稿していただいた文章です。

 

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私は50歳頃から怒りや苛立ち、仕事上のストレスを何とか抑制したいと思っていました。仏教関係の怒りを抑える方法といった本を読んでも全く駄目でした。

 

瞑想でしか実現できないと思っていたところ、「サンガ24チベット仏教 」という本に出会い、小さな瞑想教室を知りました。初めて参加したのが69歳の時です。

 

箱寺先生からは加行が大事と再三言われていたので、70歳で始めました。最初に「無常の瞑想」を1ヶ月行ったところ、無常ということに強く心惹かれたので、加行をやり抜く決心が定まりました。

 

「無常の瞑想」は本当に大事です。とは言っても実際に加行を始めると困難だらけでした。

 

五体投地では教えに反してクッションを敷いたり、曼荼羅供養では意識が朦朧となりお米をばらまいたこともありました。しかし止めようとは一度も思いませんでした。その時々の自分の状態を肯定出来たからだと思います。

 

終えるのに3年かかりました。歳を取ってもやればできるものですね。若い人ならより充実した加行が出来ると思います。先生、ありがとうございました。

 

以上

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W氏は曼荼羅供養の修行をしている中で、意識がもうろうとなられたとのこと。これは、わかる人にはわかる素晴らしい瞑想体験です。また、W氏はポワ瞑想でも成就の印を得たそうです。

 

お疲れさまでした。今後はゾクチェン瞑想に重点を置かれていくことだと思います。

 

【お知らせ】

 

今日積んだ功徳があなたのところに届きますように