弱者のためのボン教ゾクチェン瞑想

シャンシュン・ニェンギュの教え

ドルジェのたび

三宝に帰依します。

 

この絵本は他のチベットものの絵本とは、趣がだいぶ異なっている。著者が在日チベット人ペマ・ギャルポ氏で、著者の経験に基づいたお話だからだ。

 

つまり、昔話や民話ではなく、著者が子どもだった頃のチベット人の生活が生き生きと描かれている。

 

ペマ・ギャルポ氏は5歳の時にチベットからインドに亡命し、12歳の時に日本に移住した。テレビ番組にもよく出演されているので見たことがある人も多いだろう。

 

この絵本から、かつてのチベットをリアルに感じ取れる。羊飼いのドルジェ少年はおじさんの仏教僧に連れられ、ラサに巡礼に出かける。

 

ドルジェ少年の母は息子に三本の縫い針を渡す。この縫い針が後に重要な役割を果たすことになる。

 

私がボン教僧院で修行していた頃、チベットでは縫い針がとても貴重だったという話を聞いたことがあった。

 

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