三宝に帰依します。
インドを旅行していたころ、どこの街に行っても物乞いに溢れていた。道端にはゴザを引いた大人の物乞い。歩いていると、子どもの物乞いにつきまとわれた。
基本的に外国人旅行者に近寄るのは、大人も子どももろくでもない人ばかりだった。しかし勇気をもって少し話しかけてみると、意外と気さくに何でも答えてくれた。
そうして会話が生まれると、彼らはそれ以上しつこく物乞いをしなくなることが多かった。わずかな会話を通じてでも、お互いを少しでも知ることは重要なのだ。
しかし、子どもの物乞いはしつこく、どこまでも歩いてつきまとわれ、よく閉口した。この絵本の中にはチベット人の子どもの物乞いが登場する。
私が覚えている限りでは、チベット人の子どもの物乞いに出会ったことはない。親がしつけていたのだろうか。
現在カトマンズにいるチベット難民の子どもたちは、清潔な服装をして、英語もよく話す。自分の子どもの頃と比較して格段に立派な子供たちだ。
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今日積んだ功徳があなたのところに届きますように。