弱者のためのボン教ゾクチェン瞑想

シャンシュン・ニェンギュの教え

導き入れのやり方

ゾクチェンの教えを日本で伝授している箱寺です。ゾクチェンの教えやチベット瞑想について執筆しています。よろしくお願いいたします。

 

 

ゾクチェンの瞑想をはじめるまえに、心の本性を理解しておく必要があります。心の本性とは思考が晴れたあと、むき出しになった心のことです。それはまた、ブッダの心そのものでもあります。

 

 

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音による導き入れ

 

 

ブッダの心を体験するなんて、さぞかし時間がかかって、むずかしいに決まっている」と思うかもしれません。でも、安心してください。ボン教の教えの中には、ひとまずブッダの心を体験する教えが伝承されています。それが「導き入れ」です。

 

 

この「導き入れ」は、心の本性を体験的に悟っているラマから授かる必要があります。そして「導き入れ」にはたくさんのやり方があります。今回私が新たに考案した音による導き入れをyoutubeに公開しました。

 

 

www.youtube.com

 

 

まずは、リラックスして座ってください。そして私が鳴らすベルの音に意識を集中させてください。このとき目を閉じないでください。目を開けたまま、ベルの音に意識を集中させるのが、上手くいくコツです。

 

 

最初の瞬間はベルから大きな音が鳴りますが、少しずつその音は小さくなっていくはずです。最終的にはベルの音は完全に消え去り、そこにはただ静寂だけが残されます。そのとき同時にあなたの心の中からすべての思考が消え去ります。

 

 

思考が消え去ったあとでも、あなたは意識不明になっているわけでもありませんし、眠りこけているわけでもありません。目の前の光景を見て取れるし、まわりの音を聞き分けることもできます。それこそがむき出しになった心であり、心の本性なのです。

 

 

心の本性を見失ったり、心の本性について自信が無くなったりしたら、この動画を何度でも見てください。そして瞑想に帰っていくと、素晴らしい体験が得られるでしょう。それではまた!

  

 

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